水の知識

1-2 地球の水について

われわれが住んでいる地球は、表面積の約71%を水が覆っており、「水の惑星」といわれる所以です。地球の表面積約5億1000万k㎡に対して、陸地29.4%(約1億5000万k㎡)、 海洋70.5%(約3億6000万k㎡)という割合になっています。地球に存在する水に関していえば、海洋の水のほか、地下水などを含めて、総量は約14億k㎥ と推定されています。(うち海水97.5%、淡水2.5%)。 淡水のうち、大部分は南極・北極地域等の氷となっており、地下水を含め河川水や湖沼水などとして存在する水は0.8%です。しかもそのほとんどは地下水として存在しているのです。

 
河川水、湖沼水等直接利用できる水は、地球全体の水の0.01%というのが実情です。水の惑星といわれながら人間が飲用に利用できる水は、実はこれほどまでにも少ないのです。
 
ただ、水は持続的に循環(蒸発、降水)し、何度も利用できる(上流や下流で利用するなど)資源でないため、実際の使用という点でみればもっと多いと思われます。
しかし重要なことは、この水を汚染し、そのまま地球に放流された場合、再び元の水へ復帰してくるのには相当の時間を要し、しかも同じところにかえってくるものではありません。

 


世界の水について

われわれがそのまま利用できる水は水源が少くさらに深刻なのはその分布が片よっていることです。世界の人口約70億人の分布に応じて分布しているのではありません。

それに人口増加による生活用水の使用量の増加、発展途上国を含む工業化の進展は、水の利用の増大化とともに排水・下水処理等の不十分による河川などの水質の悪化などによって、再生利用時の負担の増大化を招いています。こうした諸要因は、世界的に使える水の不足を引き起こしています。

 

日本の水について

世界の水傾向は日本においても同じです。日本の場合、比較的降水量も多く河川水も少なくないのですが、地域によって異常な少雨や渇水があったり、逆に異常な降水があります。
また、国土面積に対し山谷が多く平野部がすくないため、水流が早く、不純物の侵入や汚れにくいという良い点もありますが水を貯め、利用する仕組みがうまくいっていない部分もあり水不足となりがちです。
人口の集中度が高い都市部では、使用水量の増加とともに浄水システムが追いつかず水質の悪化を防ぐ費用が大きくなっています。
 

人間の水について

人間は良い水なしでは生きてはゆけません。人体に占める水の割合は年齢によってことなりますが、人間の体重の60%~80%が水で、その大部分が細胞や組織間にあります。水は体中を動いて栄養分や酸素や老廃物を運ぶなど重要な仕事をします。

人間が一日に消費する水の量は一人当たり約2.5リットルで、呼気、汗、糞尿となって
排出されます。その補給分は食物、飲料から摂り入れられます。しかし、この水とは人体に合ったバランスのとれた水分ということであり、どんな水を補給するかは大切な要件です。
 

参考文献:一般社団法人 浄水器協会 http://www.jwpa.or.jp/  
      浄水器Q&A』 浄水器協会 2015年3月 第13版発行